こんにちは
まひろです
本格的な台風シーズンを迎えます
近年、台風は大型化・強力化する傾向にあり
線状降水帯の発生などによる局地的な豪雨や、高潮、暴風による甚大な被害が全国各地で発生しています
自分の命と大切な財産を守るためにも、事前の「備え」は非常に重要です
「まだ大丈夫だろう」という油断は禁物です。いざという時に慌てないよう
今すぐできる台風への備えを確認しましょう
1. 最新の情報を常にチェックする

台風接近時は、テレビ、ラジオ、インターネット(気象庁、自治体、ニュースサイトなど)、スマートフォンの防災アプリなどから、最新の気象情報や避難情報を常に確認してください。 特に、気象庁が発表する「キキクル(危険度分布)」や、各自治体から発令される警戒レベル(避難情報)は、命を守る行動を判断するための重要な情報です。
- 警戒レベル3(高齢者等避難): 高齢者や障がいのある方、乳幼児など、避難に時間のかかる方は避難を開始してください。
- 警戒レベル4(避難指示): 災害の危険性が非常に高い状況です。対象地域の方は、全員速やかに避難を開始してください。
- 警戒レベル5(緊急安全確保): 既に災害が発生している、または切迫している状況です。命の危険があり、直ちに身の安全を確保してください。
2. ハザードマップで自宅周辺の危険箇所を確認する

お住まいの地域のハザードマップ(洪水ハザードマップ、土砂災害ハザードマップなど)は必ず確認しておきましょう。自宅が浸水想定区域や土砂災害警戒区域に入っているか、近くに危険な河川や崖がないかなどを把握し、いざという時の避難経路や避難場所を確認しておくことが重要です。 ハザードマップは、各自治体のウェブサイトなどで公開されています。
3. 非常持ち出し品を準備する

電気や水道、ガスが止まっても数日間生活できるよう、非常持ち出し品と備蓄品を準備しておきましょう。
【非常持ち出し品(すぐに持ち出せるようにしておくもの)】
- 貴重品: 現金(小銭も)、健康保険証、運転免許証などの写し
- 飲料水: 1人1日3Lを目安に、数日分
- 非常食: 乾パン、缶詰、レトルト食品など、火を使わず食べられるもの
- 携帯用充電器・モバイルバッテリー: スマートフォンなどの充電用
- 懐中電灯・ヘッドライト: 電源がなくても使えるもの
- ラジオ: 電池式で、最新情報を得るため
- 常備薬・お薬手帳: 持病のある方は忘れずに
- 着替え、タオル、ブランケット
- 軍手、ロープ
- 簡易トイレ
- ウェットティッシュ、除菌シート
- 笛: 閉じ込められた際に居場所を知らせるため
- 乳幼児や高齢者、ペットがいる場合は、それぞれの必需品も忘れずに
【備蓄品(自宅で生活するために必要なもの)】
- 飲料水(3日~1週間分)
- 食料(カップ麺、インスタント食品、缶詰、乾物など3日~1週間分)
- カセットコンロとガスボンベ
- 乾電池、ろうそく
- 簡易トイレ、トイレットペーパー
- ビニール袋(大小複数)
4. 自宅の安全対策を行う

台風の接近が予報されたら、早めに自宅周辺の対策を行いましょう。
- 飛ばされやすいものを片付ける: 植木鉢、物干し竿、ゴミ箱、自転車など、風で飛ばされる可能性のあるものは、屋内にしまうか、しっかり固定する。
- 窓ガラスの飛散防止対策: シャッターや雨戸を閉める。ガラスが割れて飛散するのを防ぐため、窓に養生テープを米の字型に貼るのも有効。
- 排水溝の掃除: 詰まっていると浸水につながるため、側溝や雨どいの落ち葉、ゴミを取り除き、水の流れを良くしておく。
- 浸水対策: 必要に応じて、土のうや水のうを玄関や窓の前に設置する。
- ベランダや屋外の点検: 排水溝が詰まっていないか、ひび割れなどがないか確認し、補修が必要な場合は専門業者に相談する。
5. 避難経路と家族との連絡方法を確認する

万が一、避難が必要になった場合に備え、家族で避難経路や避難場所を事前に確認しておきましょう。
- 避難経路の確認: 自宅から最寄りの避難所までの経路を、複数パターン考えておく。夜間や浸水時でも安全に移動できるかシミュレーションする。
- 避難場所の確認: 自治体が指定する避難所の場所と収容人数、開設状況を確認しておく。
- 家族との連絡方法: 災害伝言ダイヤル(171)の活用方法や、安否確認の方法、集合場所などを決めておく。スマートフォンの充電が切れた場合も想定し、公衆電話の場所も確認しておくと良いでしょう。
6. その他、確認すべきこと
- 車の燃料は満タンに: 停電でガソリンスタンドが使えなくなる可能性も考慮し、早めに給油しておく。
- 持病のある方や薬が必要な方: 余裕をもって処方薬を受け取っておく。
- 停電に備える: 冷蔵庫内の食品は早めに使い切るか、停電しても大丈夫なものに切り替える。
- ペットの避難対策: ペットと一緒に避難できる避難所は限られるため、事前に確認し、ケージやフードなどを用意しておく。
まとめ:備えあれば憂いなし
「備えあれば憂いなし」という言葉の通り、事前の準備があなたの命と財産を守るための最も効果的な手段です。台風シーズンを迎えるにあたり、この機会に改めて家族で話し合い、できることから一つずつ備えを進めていきましょう。
早めの情報収集と、適切な行動で、この台風シーズンを安全に乗り切りましょう。
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