こんにちは
まひろです
NPBから来年の2軍は2リーグ制から1リーグ3グループに移行すると
ニュースが出ましたね
2軍のチーム数が増えたことも影響しているのかとは思います
今回の報道について調べてみました
2026年のファーム
日本プロ野球(NPB)のファームリーグが、2026年シーズンより従来のイースタン・リーグとウエスタン・リーグの2リーグ制から、「1リーグ3グループ制」へと大きく再編されることが決定しました。これは、選手の育成環境の向上、移動負担の軽減、そして将来的なファームリーグの発展を見据えた、画期的な改革となります。
新グループ編成と目的

新たなグループ編成は、地理的な近さを重視し、以下の通りに分けられます。
- 東グループ(5球団): 東北楽天ゴールデンイーグルス、オイシックス新潟アルビレックスBC、千葉ロッテマリーンズ、東京ヤクルトスワローズ、北海道日本ハムファイターズ
- 中グループ(5球団): 埼玉西武ライオンズ、読売ジャイアンツ、横浜DeNAベイスターズ、くふうハヤテベンチャーズ静岡、中日ドラゴンズ
- 西グループ(4球団): オリックス・バファローズ、阪神タイガース、広島東洋カープ、福岡ソフトバンクホークス
この再編の最大の目的は、移動経費の削減と選手の体力的負担の軽減にあります。特に、2024年シーズンから新規参入したオイシックス(新潟)とくふうハヤテ(静岡)は、従来のリーグ編成では遠隔地への長距離移動が常態化しており、これが球団経営や選手のコンディションに大きな影響を与えていました。新たな地域別のグループ分けにより、バス移動が主となるファームにおいて、より効率的な日程が組めるようになり、浮いた時間や費用を選手育成や施設整備に充てることが可能になると期待されています。
試合形式とプレーオフ

来シーズン以降も、年間試合数はこれまでと同様におよそ140試合前後が予定されています。試合の約7割は同じグループ内での対戦が中心となり、残りの約3割は他グループとの交流戦として組まれる見込みです。
また、順位決定方法も変更されます。これまでは各リーグで優勝チームを決定していましたが、新制度では14球団全体で勝率をもとに1位から14位までの順位を決定します。さらに、シーズン終了後には上位4球団によるプレーオフ制度の導入も検討されており、より競争的な環境が生まれることで、ファームリーグ全体の活性化とファンの注目度向上に繋がると期待されています。
今後の展望と課題

今回のファームリーグ再編は、NPBが将来的な球団数増加にも前向きな姿勢を示していることの表れでもあります。例えば、ヤクルト、ロッテ、日本ハムといった球団が二軍本拠地の移転を計画しており、将来的な本拠地移転を見越した柔軟な制度設計が意識されています。
一方で、北海道への移転が計画されている日本ハムと、東グループに留まるオイシックスの間での遠征負担の増大など、引き続き調整が必要な課題も指摘されています。新規参入球団が制度上の不利を受けないよう、長期的な視点での運営側の継続的なフォローが求められるでしょう。
NPBファームの3グループ制への移行は、若手選手の成長を促し、より魅力的なプロ野球の未来を築くための重要な一歩となります。今後の運用と発展に、大きな期待が寄せられます。
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