2026年3月、あの「野球を愛する職人集団」が再び東京ドームに帰ってきます。
2023年大会で大谷翔平選手から三振を奪い、全力プレーで日本のファンの心を掴んだチェコ代表。2大会連続の出場となる今大会、彼らはもはや「無名の挑戦者」ではありません。本業を持ちながら戦うスタイルは健在ですが、その実力は確実に進化を遂げています。
2026年WBCにおけるチェコ代表の展望をまとめました。
1. 2026年大会の基本情報
チェコは前回大会の躍進により予選を免除され、本戦からの出場となります。今回も日本と同じプールC(東京プール)に振り分けられました。
| 項目 | 内容 |
| 所属グループ | プールC(東京ドーム) |
| 対戦相手 | 日本、韓国、オーストラリア、チャイニーズ・タイペイ |
| 大会日程 | 2023年3月5日(木) 〜 3月10日(火) |
| 監督 | パベル・ハジム(本業:神経科医) |
2. 注目選手:NPB経験者と「あの右腕」の再来
今回のチェコ代表は、前回大会の主力メンバーに「経験」が加わった強力な布陣です。
- マレク・フルプ(外野手)前回大会後、日本の読売ジャイアンツと育成契約を結び「NPB初のチェコ出身選手」となりました。190cmを超える恵まれた体格から放たれる長打力はチーム随一。日本野球を知る主砲として、東京ドームでの暴れっぷりに期待がかかります。
- オンドジェイ・サトリア(投手)前回、大谷翔平選手をスローカーブで三振に仕留めた「あの中村紀洋スタイルの右腕」も健在。球速こそ130km/h台ですが、独特の間合いと制球力で、再び世界の強豪を翻弄する準備が整っています。
- マルティン・チェルベンカ(捕手)元マイナーリーガー(最高3A)の経験豊富な司令塔。宮崎での事前合宿(千葉ロッテとの練習試合)でも本塁打を放つなど、打線の中軸としても好調を維持しています。
- ボリス・ヴェチェルカ(投手)192cmの長身から剛速球を投げ込む22歳の若き才能。ジャパン・ウィンター・リーグ(JWL)への参加を経て代表入りしており、チームの新たな武器として注目されています。
3. 今大会の展望と目標
ハジム監督が掲げる今大会のスローガンは「Save the Queen(女王を救え)」。これは「WBC本戦の出場枠(上位4位以内)」を死守し、次大会へ繋げるという強い決意の表れです。
鍵を握る「打倒オーストラリア・台湾」
日本や韓国といった格上に対し、どこまで食らいつけるかも見どころですが、現実的な目標は**「1次ラウンドでの2勝」**です。
前回勝利した中国がいない今大会、オーストラリアやチャイニーズ・タイペイといった難敵から白星を挙げることが、ベスト8進出(準々決勝進出)への絶対条件となります。
「美しい守備」と「楽しむ心」
チェコ野球の魅力は、基本に忠実で「美しい」と評される内野守備と、純粋に野球を楽しむ姿勢です。宮崎県三股町での事前合宿を経て、チームの結束力はさらに高まっており、再び「チェコ旋風」を巻き起こす準備は万端です。
豆知識: チェコ代表の多くの選手は、今も消防士、教師、不動産鑑定士などの本業を持っています。仕事と野球の「二刀流」を貫く彼らの挑戦は、まさにスポーツの原点を思い出させてくれます。
チェコ代表の1次ラウンド(プールC)の試合日程は以下の通りです。
すべての試合は東京ドームで開催されます。
| 試合日 | 開始時間(日本時間) | 対戦カード |
| 3月5日(木) | 19:00 | 韓国 vs チェコ |
| 3月6日(金) | 12:00 | チェコ vs オーストラリア |
| 3月7日(土) | 12:00 | チェコ vs チャイニーズ・タイペイ |
| 3月10日(火) | 19:00 | 日本 vs チェコ |
日程のポイント
- 初戦から強豪との対戦: 初日に韓国、最終日に日本と、アジアの2強との対戦が組まれています。
- 連戦の鍵: 3月6日と7日はデーゲーム(12:00開始)が続きます。特にこの2日間はオーストラリア、台湾という、チェコがベスト8進出のために「勝利」をターゲットにしているであろう相手との重要な連戦になります。
- 中2日の休息: 3月10日の日本戦(侍ジャパン戦)の前には2日間の休みがあり、ここで投手陣をどう温存・調整してくるかが注目されます。
前回大会でも日本中を沸かせた「チェコ対日本」は、1次ラウンドの締めくくりとなる3月10日のナイトゲームです。ぜひカレンダーにチェックしておいてください。

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