「実家、どうする?」──7割が相談していない、親子のすれ違い

雑記

こんにちは

まひろです

実家の片付けや処分

それは多くの家庭にとっていつか向き合うことになる大きな課題です

しかし、その話題を実際に親子で話せている家庭は

驚くほど少ないことが分かっています

ある調査では、「実家の処分方法について、親子で相談したことがない」と答えた人が全体の7割

にものぼることが明らかになりました

なぜ、これほどまでに話し合いが進まないのでしょうか

そこには、いくつかの理由が考えられます


なぜ話せないのか?

  • 「まだ先のこと」という意識: 親世代は「自分はまだ元気だ」と考え、子世代も「まだ先の話だろう」と安易に考えてしまいがちです。しかし、いざその時が来たとき、急な判断を迫られ、後悔につながるケースも少なくありません。
  • 「親の気持ち」への配慮: 子どもは「親に寂しい思いをさせたくない」「実家への愛着を傷つけたくない」という思いから、切り出しにくいと感じています。親にとっても、長年住み慣れた家を「どうする?」と問われることは、自身の老いや人生の終盤を意識させられるようで、複雑な心境になります。
  • 「お金」の話への抵抗: 不動産の処分には、売却やリフォームなど多額のお金が関わってきます。お金の話はデリケートであり、「親子とはいえ、踏み込みにくい」と感じる人も多いでしょう。

これらのすれ違いが、実家の問題の先送りを生み、結果として「空き家問題」や「相続トラブル」の引き金になることもあります。


今からできること、始めるべきこと

では、どうすればこの問題をスムーズに乗り越えられるのでしょうか。最も大切なのは、早めに、そして段階的に話し合いを始めることです。

  1. まずは「きっかけ」を探す: いきなり「家をどうする?」と切り出すのではなく、「最近、地震が多いから家の耐震性ってどうなんだろうね?」や「そういえば、昔の写真ってどこにしまってある?」といった、実家に関わる小さな話題から始めてみましょう。
  2. 専門家を交えてみる: 不動産業者やファイナンシャルプランナーなど、第三者の専門家を交えることで、感情的にならずに客観的な視点から話し合いを進めることができます。例えば、複数の不動産業者に査定を依頼してみるのも良いでしょう。
  3. 「家族会議」を開催する: 親や兄弟姉妹が揃う機会に、少し時間をとって実家の将来について話し合う場を設けてみましょう。全員の意見を聞くことで、親の気持ちやそれぞれの考え方を理解し、家族みんなで納得できる結論を出すことができます。

実家の片付けや処分は、単なる物理的な問題ではありません。それは、家族の歴史や思い出と向き合い、未来をどう築いていくかという、大切なプロセスです。

「まだいいや」ではなく、「そろそろ話してみようか」と、一歩踏み出す勇気が、将来の安心につながります。皆さんのご家庭では、実家についてどんな話をしていますか?

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